【早生品種の刈取りスタート】秋田のブランド米『あきたこまち』も間もなく稲刈り最盛期
2024-08-29
昨年に続き、今年も各地で連日の猛暑日が記録され、秋田県でも厳しい残暑が続いています。
そんな中、私たちの住む大館市では、一足早く早生(わせ)品種「五百川」の稲刈りが始まりました。大館市では2012年から作付けされており、昨年はお米が白っぽくなる高温障害が出ましたが、今年は気温が高い中でも生育は順調と報告されています。
また、2024年9月7日で誕生40周年を迎える秋田県のブランド米『あきたこまち』も9月中旬から稲刈りが本格化します。弊社ユーザー様は『あきたこまち』を作付けしている農家さんが多く、米作りの苦労を知る弊社としては、無事に収穫を迎えて欲しいと願うばかりです。
ドローンが農林水産業に活用されるようになり、お米作りに必要な農薬散布作業にドローンの活用が広がっています。
ドローンによる農薬散布は早い方で5月の除草からスタートし、フル稼働するのは7月~8月に行う病害虫防除作業です。炎天下の中、長時間での作業で、体力・精神的にも疲弊しますが、高品質の農作物を育てるためには欠かせません。その重労働を軽減するのが農業用ドローンです。日ごろから米作りの難しさや、その思いを聞く弊社としては、新規・既存のユーザー様に、事故なくドローンを運用してもらうため、教習からアフターまでしっかりとサポートしています。
今年は2023年の記録的猛暑の影響で、全国でお米が入手しづらい状況が続いています。新米の流通とともに、品薄状態の解消が見込まれるなかで例年以上に新米が待ち遠しいです。
【地域貢献】夏休みにドローン体験!大館市内の小学生向けにプログラミング教室を開講
2024-08-09
カテゴリ:ドローンスクール
ドローンスクール
両団体とも、小学校4年生から6年生まで約10名程の児童が参加してくれました。児童の中にはドローン操縦経験者もおりましたが、安全に楽しく遊んでもらうための座学からスタート。少し難しい話もあったかもしれませんが、これからますます活躍が見込まれるドローンの話題に、楽しそうに聞き入っていました。
ドローンは楽しい話だけではありません。高速回転するプロペラがたくさん搭載されているため、飛行中に近づいたり、人に向けて飛ばすことは大変危険です。「早く飛ばしたい!」というオーラを子供たちから感じながら、まずは安全に楽しむためのルールを確認し、いよいよ操縦体験スタートです!
プログラミングの組立方法を学んだあとは、自分達でドローンの移動距離を考えてもらいました。ヒントをもとに、それぞれの測り方でゴールを目指します。失敗を繰り返しながらも、最後まで一生懸命取り組みました。
プログラミングと聞くと、難しいと感じるかもしれませんが、使用するドローンも手のひらサイズのもので、専用アプリと連携し手軽に行うことができるため、子どもたちはみんなで相談しながら、ドローンをうまく目的地に着陸できるよう楽しみながら参加してくれました。
「もっと飛ばしたかった」「来年もやってほしい」という感想を聞くことができ、夏休みの良い思い出になってくれたら嬉しいです。
【大館市内の小学校が節目の年】周年記念の空撮を行いました
2024-07-29
カテゴリ:ドローンスクール
ドローンスクール
普段は農業用ドローンを飛ばすことが多い私たちですが、定期的に空撮業務も行っています。
2016年からドローンスクールを運営している東光鉄工では、個人依頼や公共施設のライトな撮影から、TVロケの撮影、軍事演習や花火大会のLive配信などの大規模な空撮など幅広いニーズにお応えしております。
今年、大館市内の小学校数校が開校150周年を迎えます。これまでも周年に合わせ、校舎と在校生による人文字の空撮が行われていたようですが、昔はヘリでの空撮が主でした。ヘリでの撮影は、高額で日程の調整が不便な面もありますが、現代はドローンが活躍します。
今年に入り大館市内4カ所の小学校から空撮の依頼をいただき、内2校の撮影を終えました。
撮影当日の天候によりスケジュール変更となった日や、ドローン映像を見ながら納得いく人文字に整えるまで調整に時間を要することもございましたが、柔軟に対応できるのがドローンのメリットです。
これから残っていく空撮写真を残すため、精一杯対応させていただきました。
【ドローンでの農薬散布】カメムシ防除にドローン活用
2024-07-19
カテゴリ:ドローンスクール
ドローンスクール
7月中旬に入り、大館市内の圃場も青々としてきました。
米作りは冬期間の土作りから始まり、水稲におけるドローン活用は早い方で5月の除草剤散布からスタートします。その後、8月の病害虫防除にはドローンがフル稼働。高品質の農作物を育てるため、高温多湿な気候の中では欠かせない作業となります。
ドローンでの農薬散布の大きなメリットは労働力の軽減です!お米の品質に関わる病害虫防除は、暑い中での重労働……熱中症リスクも高まります。そこで活躍するのが農業用ドローンです。ドローンでの散布は手作業と比べ、短時間で広範囲に、かつ好きなタイミングで農薬散布が可能となるため、効果的に除草・病害虫防除を行うことが可能です。
秋田県内は8月のお盆時期になると斑点米カメムシ類の防除作業が盛んに行われます。斑点米カメムシ類は斑点米を発生させ、お米の等級落ちに至るため、水稲の病害虫防除の中でも重要な作業の一つです。
ドローンでの農薬散布は1haあたり約13~15分程度で、圃場内にほぼ均一に散布することが可能です。例えば、動噴での作業は1ha160分。1日の作業面積で比較した場合でも、ドローンは10~30ha、動噴は1~5haです。作業者への負担、被ばくの面でもドローン作業の方が軽減が見込めます。ヘリでの作業と比較してもドローンでの散布作業はコスト削減や適期防除に適しているため年々ドローン導入者が増えている現状です。
弊社農業用ドローンを導入する際は導入教習が必須です。稲刈りが終わり農作業オフシーズンに入ると新規導入や買い替えのため、受講される方が増えてまいります。来シーズンからの空中散布にドローンの導入をご検討されている方はお早目にご相談ください。1名様からでも開講しております。
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【地域貢献】「旧小坂鉄道沿線あじさい祭り」でプログラミング体験会を開催
2024-07-08
カテゴリ:ドローンスクール
ドローンスクール
廃線となった「旧小坂鉄道」沿線で活動している団体が共催し、2023年から「旧小坂鉄道沿線あじさい祭り」(以下あじさい祭り)が開催されています。メイン会場周辺にある「あじさいレールロード」には、毎年6月になると大館市民があじさいを植樹します。
あじさい祭りを主催している「岱野駅前再開発プロジェクト」の皆様は、”全国に誇れるあじさいレールロード”を目指し、10年計画で植樹3000本に取り組んでいます。その中で、高齢者と地域住民の交流の場として、園児・児童生徒の体験の場として植樹祭を企画するなど積極的に活動されています。今年は107名の市民が約160本のあじさいを植樹し、あじさい祭り当日には見ごろを迎えました。
あじさい祭り開催初年度から参加させていただいている弊社は、初年度は「ミニドローン体験会」、2年目の今年は「トイドローン プログラミング体験会」を企画しました。
室内を中心にドローンを飛行させる体験ブースはショッピングモールなどに広がってきておりますが、ドローンのプログラミングを体験する機会はまだ少ないのではないでしょうか。
2020年度からプログラミング教育は小学校で必修化、中学校でも教育内容が拡大しております。
ドローンプログラミングを通して、飛ばす楽しさだけではなく、自分で考え学ぶ機会の創出に企画いたしました。
あじさい祭り当日はあいにくの雨模様。閑散とすることも覚悟しておりましたが、順番待ちができるほどたくさんのご家族が遊びにきてくれました!
今年の企画は「考える」もテーマの一つです。そこで、4カ所に設置されたカラーコーンを通過して目的地にドローンを着陸させるミッションに挑戦してもらいました。各カ所のカラーコーンにたどり着くには、そこまでの「距離」を考えなければなりません。カラーコーン同士の距離を歩幅で測ったり、自分の身長で測ったり、センチメートル単位で距離を調整したり、子供たちがそれぞれの知恵を絞りだして目的達成を目指しました。
1度目はうまくできなくても、どこが悪かったのか、どうしたら次は良くなるのかをご両親と一緒に考え、最後には参加した全員が見事ゴール!相談することや、協力すること、学ぶことの楽しさを味わうきっかけになってくれたら嬉しいです。
【代理店会議開催】今年も全国代理店の皆様と全力投球していきます
2024-02-26
チェック
東光鉄工UAV事業部は2015年より発足して今年(2024年)で9年となり、代理店も全国32社となりました。昨年は、九州・中国・中部地方の代理店様が増え、弊社機体のサポート体制も少しずつ全国に広がっています。
UAV事業部では年1回、代理店の皆様との意見交換の場として「代理店会議」を実施し、会議を通して弊社農業用ドローンの販売促進・サービス向上に努めています。8回目となる今年も、来社・Webのハイブリッド開催で、全国の代理店様と貴重な意見交換、情報共有を行わせていただきました。
また、毎年ゲスト講演に関連企業様をお招きしておりますが、今年はクミアイ化学工業株式会社・佐々木様より『ドローン散布に適した農薬製品について』と題し講話いただきました。
クミアイ化学様は、「世界の農業生産を支える農薬を中心とした革新的な農業生産技術や日々の生活を豊かにする様々な化成品の開発・提供」などをテーマに農薬製品、法人向け農薬関連など数多くの製品を開発されています。今回の講話の中では、ドローンで使用可能な農薬の動向と併せ、クミアイ化学工業様が開発された製品で、従来の粒剤製品と比べ飛散リスクが少なく、軽量で拡散性がある「豆つぶ®」や、雑草の生育抑制に効果的な抑草剤「グラスショート」などを紹介いただきました。
【4年に一度のイベント】229(にんにく)フェスティバルに出展します
2024-02-21
カテゴリ:イベント・出展
出展情報
4年に1度のうるう年となる2月29日に合わせて、青森県七戸町で「229(にんにく)フェスティバル」が開催されます。
七戸町は、青森県のなかでも有数のニンニク産地で、日本一のニンニク生産量を誇り、同イベントはうるう年恒例イベントとなっています。
また、県内ではニンニクにドローンで農薬散布をする散布試験も行われており、弊社農業用ドローン「TSV-AQ3」も展示します。
農機具展示のほか、「餃子早食い大会」(事前申込)やフードコーナーもございますので、ぜひご来場ください!
(※ご来場の際は上履きをご持参ください)
日時:2024年2月29日(木)9時〜15時
場所:七戸町中央公園 屋内スポーツセンター
場所:七戸町中央公園 屋内スポーツセンター
【修了生の空撮写真が表紙に採用!】幻の絶景「八幡平ドラゴンアイ」
2024-02-09
カテゴリ:ドローンスクール
ドローンスクール
以前弊社ブログで、84歳でドローンパイロットとなったT様を紹介させていただきましたが、なんと!T様撮影の空撮画像がとある書籍の表紙に採用されました!
T様ご紹介ブログはこちら
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きっかけは昨年卒業されたK様からのご相談でした。
K様は行政書士事務所を経営されていて、冊子「行政書士あきた」の広報担当もされています。「毎年、第一号は干支にまつわる写真が表紙を飾るが、2024年の辰年に関連する写真を探している」とご相談を受け、真っ先に思い浮かんだのはT様が空撮された「八幡平ドラゴンアイ」の写真。さっそくT様に事情をお伝えしたところ快諾いただき、今回の採用となりました。
八幡平ドラゴンアイは、八幡平にある鏡沼の雪解けが“龍の眼”のように見えることから名付けられ、5月下旬から6月上旬頃の短い期間に、自然条件が一致した時にだけ見ることができる絶景です。
T様の受講のきっかけも「この絶景を撮影したい」との思いから。このチャンスをつかむため自作のマニュアルを作るなど、卒業後もしっかりと訓練を重ねていたからT様だから撮れた一枚かもしれません。
スクール卒業後も気兼ねなく相談していただいたり、当スクールがきっかけで卒業生同士がつながっていくことってなんだか嬉しいですね。受講生の皆様にはいつもお伝えしてますが「卒業してからが本当のお付き合い」です。ドローンの資格が国家資格になり、法律も変わりました。アップデートしない情報で運用しているといつの間にか”航空法違反”している可能性もあります。卒業生だけでなく、ドローン業界の発展に貢献するためにも、これからはドローンパイロット同士のコミュニティの場を設ける環境作りも考えていきたいです。
最後にT様の八幡平ドラゴンアイの写真で締めくくります↓
【ドローン物流実証試験】実用化に向けた試験飛行に参加しました
2024-01-25
カテゴリ:実証実験
注目
各産業分野での活用が進んでいるドローンですが、2022年にレベル4飛行(有人地帯上空での補助者なし目視外飛行)が解禁されて以降、物流業界での活用に注目が集まっています。東光鉄工では、2019年から農作物の配送や苗木運搬等のドローン実証試験に携わってまいりました。
また2023年からは大館市の事業となっている高速通信サービス(LTE)を使ったドローン物流の実証試験にも協力企業として参加しています。
同事業は「空の物流網」の構築を目標に3年計画としており、今年で2年目。今年の試験内容は、飛行距離18Km、平時の軽量貨物や緊急時の救援物資の運搬を想定して約1kgの物資をドローンに搭載し、離着陸場所・飛行速度・経路など全てプログラミングし、中間地点に補助者を配置して実施しました。使用したドローンは、エアロジーラボ社(大阪府)製でガソリンエンジンで発電しながら長距離飛行するハイブリッド型ドローンです。
試験飛行に併せて見学会となった24日は、今シーズン最強寒波に見舞われ12Km地点で飛行を断念しましたが、翌日に再トライ!最低気温は氷点下1度と、相変わらずの厳しい環境の中、予定ルートを見事に飛行しました!
今回の現場でも、ドローン物流に対する期待を強く感じましたが、運用者の増加に伴い事故・摘発が増え、ドローンに対しあまり良い印象を持たない方がいらっしゃるのも事実です。ただ、ドローンの技術は地域格差・年齢格差のない、便利な社会の一助になるはずで、誰もが住みよい社会を目指し、国内では日々取組みが進められています。ドローンの可能性に携わる方々とご一緒させていただき、弊社スタッフも知見を広げることができました。今後も安全第一に、ドローン業界の発展に貢献できるよう研鑽してまいります。
実証試験当日の様子が取り上げられておりますのでぜひご覧ください。
・北鹿新聞社 | ・読売新聞 | ・毎日新聞 |
共同事業者:エアロダインジャパン株式会社
【年末年始休業期間のお知らせ】今年もありがとうございました
2023-12-27