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【ドローンは寒さに弱い】現場で役立つバッテリー対策

2023.01.13

1月6日(木)は二十四節季の中の「小寒」。一年で最も寒い季節に入りました。
旧暦文化の頃は、季節に合わせて種まきや稲刈りの準備を行う農作業の共通の目安として、二十四節気は農村に暮らす人々に役立てられていたそうです。

寒さが厳しい今の時期ですが、雪国だから撮れるきれいな景色もあります。また、今シーズンの農薬散布に向けてドローンの操縦訓練を行う農家さんなど、冬ならではのドローンへ関わり方がありますが、寒い時期だからこその注意ポイントがあることをご存じですか?
知らないと場合によっては飛行トラブルにつながることも………?!
今回は寒い季節でも安全にドローンを飛行させるポイントについてお話しします。


■冬のバッテリー対策。保管方法と長持ちのコツとは



ポイント①


バッテリーには適正温度があります!飛行前に確認しましょう

バッテリーにはそれぞれに適正温度があり、低温状態のバッテリーは飛行性能が低下します。
温度が低いバッテリーでは、本来の能力が発揮できず飛行時間が短くなりトラブルにつながるケースも………
しっかりと温めてから使用することが重要です!(バッテリー温度の確認方法は保有機体ごとに異なります)

急激な温度上昇はバッテリーの劣化が進むので、保温バックやストーブ前でじわじわと温める工夫を取りましょう。最近では自己発熱機能を搭載したバッテリーもありますが、その際も電力を消費してるため、バッテリー節約のためにも事前に温めておくことをおすすめします。

・バッテリーの適正温度を確認しましょう
・急激な温度変化に注意しましょう
・飛行直前までバッテリーを保温しましょう
・適正温度を満たしたバッテリーを使用しましょう



ポイント②


寒さはバッテリーの天敵。保管環境には注意が必要

寒い季節はドローンから疎遠になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。低温環境でドローンを保管している人は注意が必要です!

ドローンに使用するリポバッテリーは自然放電します。特に寒い環境では過放電が早く進むので、長期間放っておくことは、過放電によるバッテリーの故障につながります。定期的(最低月に1回程度)な充電状態の確認と、高温・多湿を避けた室温での保管を心掛けてください。正しい保管方法を行うことでバッテリーを長持ちさせることができます。

・保管環境の温度には要注意
・長期間使用しない時は定期的にチェック
・正しい保管でバッテリーを長持ちさせましょう



ポイント③


使用する前日はしっかりとフル充電

寒い中スマホを使用していて、思いがけず充電が切れてしまったという経験をしたことはありませんか?
ドローンも同様で、低温の環境で使用すると電力の消費量が大きく飛行時間は短くなります。
また、長期間使用しているものや保管状態が悪いバッテリーを使用する際も注意が必要!バッテリー容量をこまめに確認しながら、いつもより早めに帰還させる飛行を行ってください。

・フル充電のバッテリーを使用しましょう
・低温環境では飛行時間は短くなります
・バッテリー容量は小まめにチェック
・いつもより早めの帰還を心掛けましょう



正しいバッテリー管理は安全飛行にもつながります!また、エネルギー源であるバッテリーは消耗品ですが決して安い商品ではありません。少しでも長持ちさせるためにも正しく取り扱いましょう。

ドローンの飛行に使用するバッテリーは、タブレット・スマートフォンも同様です!こちらの充電状態の確認も忘れずに!


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