2015年4月22日に発生した「首相官邸無人機落下事件」をきっかけに航空法改正が進み、ドローンに法律が作られました。また、この事件以降ドローンの認知度が上がり、国内での普及が進みました。
初めは空撮、農業分野での活用されていたドローンですが、今では様々な分野で活用され、飛行性能の向上に伴い個人で使用される方も増えています。「誰でも簡単に飛行させることが出来る」ドローンは、1人で飛行させている方もおりますが、そこには大きなリスクが!!
そこで今回は、ドローンを飛行させる時に重要な役割を持つ『補助者』についてご説明していきます。今回は「空撮編」です。是非、最後までご覧ください。
◆補助者とは?
「補助者」の言葉の意味は、「不足しているところを補い助ける」です。
その言葉の意味の通り、ドローンにおける補助者はオペレーターの操縦を助ける重要な役割をしています。では、実際にどのような役割を担っているのか、いくつかご紹介いたします。
補助者の役割 その1
飛行させる際には、安全を確保するために必要な人数の補助者を配置し、
相互に安全確認を行う体制をとる
パイロットは常に飛行させているドローンを監視しているため、1人では周囲の安全や環境変化に気を配ることは非常に難しくなります。そこで、パイロットの代わりに周囲の安全などを確認する補助者を配置します。
飛行範囲が広範囲の場合は、補助者1人ではフォローしきれません。飛行範囲に応じて、必要な人数の補助者を配置しましょう。
補助者の役割 その2
補助者は、飛行範囲に第三者が立ち入らないよう注意喚起を行う
ドローンの操縦を行う場合は目視の範囲内での飛行が一般的です。その時、パイロット1人の時に仮に第三者が立ち入ってしまった場合、気付くことが出来ません。最近ではドローンに興味を持っている方が多く、ドローンを見かけたら近づいてくる人も少なくありません。また、リスクを冒さないためにも補助者に協力してもらい、安全に飛行させましょう。
補助者の役割 その3
補助者は、飛行経路全体を見渡せる位置において、
無人航空機の飛行状況及び周囲の気象状況の変化等を常に監視し、
操縦者が安全に飛行させることができるよう必要な助言を行う
ドローンは様々な場所に飛行させることが出来るため、ドローンを遠くに飛行させることは少なくはないでしょう。その際にドローンに異常が起きてしまい、その異常に気づくことが出来ずに墜落してしまう可能性もあります。
ですので、万が一の状態に備えて、飛行範囲及び飛行経路最終地点に補助者を配置し、周囲の状況確認のほかにも、ドローンの状態を確認してもらい、必要な助言を行う体制をとりましょう。
今回は空撮における補助者についてご説明させていただきました。どの場面においてもドローンを1人で飛行させる行為は非常に危険です。補助者の役割その1での「 飛行させる際には、安全を確保するために必要な人数の補助者を配置し、相互に安全確認を行う体制をとる。」でもありましたが、補助者は1人だけでいいとは限りません。飛行経路や飛行範囲などその場に応じて、必要な人数の補助者を配置し、常日頃からの安全な飛行を心がけましょう。
より詳しく知りたい方はこちら:国土交通省 無人航空機飛行マニュアル
3.安全を確保するために必要な体制 P5をチェック
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