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【そろそろ農薬散布の時期突入!】安全な運用をお願いします

2023.04.07

2023年も4月に入り、今シーズンも農薬散布ドローンが動き出す時期になりました。ドローンユーザーの中には久々にドローン操縦をされる方もいらっしゃると思います。
ドローンが流行し、導入数が増加すると同時に事故もそれに比例して増加傾向にあります。
国土交通省によりますと、令和3年度の事故発生件数は約130件となっています。その中でもドローンの墜落による事故は半数を占めています。

そこで今回はドローンを安全に運用する際に押さえておきたい事故対策についてご紹介していきます。
これからドローンを始める方にも参考になりますので是非最後までご覧ください。

①ドローンの基礎知識、操縦技術を身に付ける
ドローンはGPSセンサー、気圧センサー等様々なセンサーによって制御されており、それによって自律して安定した飛行が可能となっています。しかし、ドローンが絶対に安全というわけではありません。必ずしもリスクというものが存在します。いつドローンに何かあってもしっかりと対応できるように、基本的な機能や飛行させてはいけない場所、操縦技術等をしっかりと身に付けておきましょう。
また、ドローンには守らなければならない法律や、ドローンを運用するうえで重要なポイントがあります。
それらに違反してしまわぬよう、基礎的な知識が必要となります。独学で勉強している方もいますが、中には間違った情報も存在しますので、ドローンスクールを受講し学ぶことをお勧めします。

②飛行場所、飛行環境の確認を行う
ドローン(無人航空機)に関する法律は、2015年4月22日に発生した『首相官邸無人機落下事件』がきっかけとなり同年12月10日に施行されました。それ以前は飛ばしてはいけない空域や場所、遵守事項等は設けられておらず、運用者のモラルの中で使用されていましたが、この事件後は第三者の安全等確保の理由から飛行禁止の場所・空域が設定されています。

また、その場所・空域で許可なく飛行させてしまうと罰則が科せられます。これから飛行させる場所・空域が禁止エリア内の対象となっている場合には、国土交通省への飛行許可申請を行ってください。
無人航空機の飛行許可・承認手続

さらに、いくら開けた土地や許可承認が不要な場所であっても、その時の環境によっては機体と送信機間の通信が遮断され、墜落させてしまう可能性もあります。使用する機体の性能を熟知したうえで、事前に天気や風速・飛行環境の確認を行い当日の飛行に臨みましょう。
特に天気は急に変わる可能性もありますので、運用する前日まで確認しておきましょう。

③飛行前にドローンの点検を行う
ドローンの墜落が起こってしまう原因の一つとして、飛行前点検を行っていないことが挙げられます。
実際に、機体の異常や障害物に気付かず、墜落事故を起こす方が現時点でもいらっしゃいます。いくら簡単に飛行させることができるドローンでも、車と同じく常日頃からの点検が必要です。
飛行させる前に限らず、飛行後もしっかりと点検を行い、万全な状態で次回の飛行に臨みましょう。
無人航空機による事故等の情報提供

④保険に加入する
ここまで対策をご紹介してきましたが、100%事故を防ぐことはできません。
どんなに熟練したパイロットでも事故は起きてしまいます。そこで、ドローン保険には加入しておきましょう。
ドローン保険には「対人事故」「対物事故」を補償してくれる「賠償責任保険」と、ドローンが故障してしまった際に補償してくれる「機体保険」の2種類があります。
是非時間のある際に調べてみてください。

年々ドローンに関する事故・トラブルの件数は増加傾向にあり、それに伴い規則や法律も強化されています。
今後事故を減らし、規則や法律の緩和を目指すためにもしっかとしたリスク対策を行っていきましょう。
ドローンを運用するうえで最も重要なことは「飛ばせないときは飛ばせないと、しっかり判断ができるパイロットになること」です。何か起きてしまった場合、すべてはパイロットの責任になります。状況に応じた適格な判断で、安全運用を守っていきましょう。

★飛行許可・承認はお済ですか?
ドローンで農薬散布を行う方は国土交通省への「飛行申請」が必須となります。どんなに事故対策を行っていたとしても飛行許可・承認が下りていなければ飛行させることはできませんので申請手続きを忘れず行ってください。
詳しくはこちら:国土交通省 無人航空機の飛行許可・承認手続き

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